ある日突然、従業員から「今月末で退職します。」と言われることがあります。すぐに後任を採用できなかったり、また仕事を一から教えなくてはいけないなど経営者の方にとっては痛手になります。
こうした事態を防ぐには、従業員と定期的な面談を行うことです。「社員とのコミュニケーションは日頃から十分に取れている」とう経営者の方もいらっしゃるでしょう。しかしそう思っている場合こそ要注意です！仕事や待遇への不満が日常の雑談から出てくることはほぼありません。雑談の途中で唐突に「お給料を上げて下さい」とはなかなか言えないものです。こうしたことは、きちんと場を設けて話せる環境を作らないと聞き出せないのです。できれば半年に1回は面談の場を設けて従業員の気持ちをヒアリングしましょう。
そうすることで「社長はちゃんと話を聴いてくれる」と従業員は思います。煮詰まったり退職を考える事態に陥った時にも社長に相談してみようと思ってもらえます。日頃の業務に追われて時間を取るのは難しいかもれませんが、退職者を増やさない有効な方法なので是非やってみてください。
